マイホームデザイナー使い 現る!

最近、間取りソフトも随分良くなっていて、お客さんの中にも自分でプランを考えてくる人が増えています。

「もう、2年越しの計画なんだよ~」なんてね。

2年間もあれこれ考えてプランをいくつも自分で作って・・・・

もう、かなりの腕前なんですよ。

間取りソフトの使い方なんてもうピカイチ!上手なんです。

「学校では建築の勉強してきました!」なんて言って入社してきたピカピカの1年生など、足元にも及びません。

で、ご本人はこの“自信作”に惚れこんでいる訳です。

・・・でも、造れない。

自信作どおりには造れないケースが殆どなんです。

確かに人の動線だとか、使い勝手はいい感じの間取りだったりするんですが、構造的に無理があったり、2階のトイレの配管を下に通すことができなかったり・・・などなど・・・

現実的な話をしないといけないんですが・・・中には怒っちゃう人もいて・・・

トラブルが起きる可能性を限りなくゼロにするためにと思ってのことなのですが・・・

「そんな間取りつまんないじゃないか!(鬼顔)」・・・・・・・・・ホトホト疲れます。


お客さんの要望をほとんど受け入れて造っちゃう住宅会社もあります。


奥さん「リビングはどうしても広く取りたいのよ」

住宅屋「どうしてもここの梁を支える柱が欲しいんですよ」

奥さん「え~、そんなの嫌だわ~、なんで~!こんな家だったら私いらない!」

住宅屋「アハハハ(汗)いや~参ったな~アハハ(汗汗)分かりました。もうちょっと検討させて下さい」


最初、絶対必要と言っていたのに、検討した結果、OKになった場合

これ、要注意です。


新居が完成して半年後、和室の引き戸が開かなくった・・・

そんなに珍しい話ではありません。

08:13 | Com (0) | Tb (0) | Page Top ▲

輸入住宅 何を求めます?

輸入住宅と聞いてあなたは何をイメージしますか?

多くの方は“白”   この色を思い浮かべるんじゃないでしょうか。

白い建物 白いドア 飾り窓があって明るい感じ。

大きな吹き抜け 開放感 デザイン的に凝った階段手摺などなど・・・

輸入住宅を扱う住宅会社に3年ほどお世話になったことがあります。

展示場に来場するお客さんの反応は大きく2つに分かれます。

「わあ~、素敵だわ~!いいねぁ~」 おもに奥様。

「あらら~、白いドア?手垢が目立つねぇ~。うちは子供がまだ小さいからね~とてもとても・・・」

こんな感じです。

好みがハッキリ分かれるんですね。

私たちの接し方も、興味のないお客さんに切々と輸入住宅の良さを訴えたりというような話はしません。理由は、無駄だから。

好みの部分を説得しても・・・私はそう思うんです。

「仕事なんだから、一人でも多くのお客さんに良さを理解してもらうようにしろ!」なんて上司からは言われそうですがね。

関心のないお客さんを口説いて無理して契約してもらっても、その後、打合せの中で必ず問題がでてきます。

何度もそんな経験をしてコリゴリって言うのがこちらの正直な気持ちなんですが・・・

「仕事なんだから、いくらでもコリゴリしろ!」なんて、また上司の声が聞こえてきそうです。

お客さんに言いたい。説得されて決めても後々いいことないですよ。

輸入住宅っていうと、お客さん方は建物を建てるために必要な資材一式すべてを輸入すると思ってしまうんですが、実際に輸入するのツーバイのパネル・断熱材・サッシ・ドア その他アクセサリー的なもの

このくらいなんですね。

普通に建てても輸入住宅テイストというか、味わいってなかなかでてこないんです。

外観で輸入住宅っぽさを出すのに効果的なものとしては、半円の飾り窓・サッシ両サイドに設置する雨戸(飾り雨戸)あたりでしょうか。

室内であれば階段手摺や床材。

でも、特に輸入住宅というものに関心はないけれど、ひと部屋だけそんな雰囲気にしてみたいって方もいると思うんです。

そんな時に効果があるのが、壁に貼るクロスと巾木・廻り縁。これです。

チョッと値段的には高くなりますが、クロスの色をオレンジやブルーなどの色使いにして、巾木・廻り縁を白のチョッとデザイン的に凝ったボリュームのあるものにすると、別世界に観えてきます。

そんな注文を普通の住宅会社にすると「建物内部のイメージがちぐはぐになっちゃますよ~」なんて言われそうですけどね。

でも、ひと部屋だけガラッと感じを変えるのって全然変じゃないです。

映画にでてくる建物を思い出して下さいよ。

壁の色なんか本当にバリエーション豊富っていうか、いろいろでしょ?

プチ輸入住宅テイストを感じたいだけなら、どこの住宅会社でもOKですよ。

「手前どもの会社は無垢材などもふんだんに使っておりまして、一人でも多くの方に輸入住宅のほにゃらら・・・」なんて感じの、変に高いところで建てなくたっていい感じに計画できますよ。

10:25 | Com (0) | Tb (0) | Page Top ▲

建て替えか?リフォームか?

建て替えにするかリフォームにするか迷ってます。

そんな方も少なくありません。

建て替えとリフォームじゃ費用も随分違うしなぁ。

でも、リフォームしたとして、この家もつんだろうか?

って感じだと思うんですね。

私の実家は築40年以上経っているのですが、まだ、ちゃんと建っています。

さすがに床を修理したりはしましたが、土台、柱は問題ありません。

40年前といいますと、今の建物に使われている材料と比べると相当貧弱。

でも、まだまだいける状態。

建て替えを検討しているお客さんと話すと「築15年なんだけど、あちこち傷んじゃってね」なんて言う言葉がでてきます。

建物の痛みの原因のトップは、建っている土地の湿気です。

家が建っている場所が湿気の多いところだとかなり不利ですね。

私の実家が建っている場所は、岩盤で湿気がない場所なんです。

なので、見た目はかなり古いですが、柱、土台などの木材は痛んでないんですね。

建物の痛み。特に床がべこべこしているなんて言う場合、湿気対策を真先に考えるべきです。

まあ、今の建物は床下にシートを張ったり、コンクリートを流し込んだりするので、それだけでも建物内部の床下湿気は防げますけどね。

それと、湿気対策で有効なのが、犬走り。

建物の外側を1メートル弱くらいの幅でいいですから犬走りを回すんです。

これが建物に対してかなりの湿気対策になるんですね。

住宅を売る立場としては新築してもらったほうが当然いいんですけど、でも、建て替えするには勿体ない様な状況のお客さんがいるのも事実。

よく検討されたほうがいいですよ。

07:14 | Com (0) | Tb (0) | Page Top ▲

ウンチと言う魔物

住宅展示場に建っている各住宅メーカーのモデルハウスは、水道は通っていますけどトイレの排水管は通常繋がっていません。

モデルハウス内のトイレはトイレの設備などを見てもらうためにある訳ですから、排水管は繋いでないんです。

排水管は臭いの原因にもなりますからね。

で、念のため“このトイレは使用できません”などのアナウンスを見えやすい場所に貼っておくんです。

一般的に、総合住宅展示場の場合、トイレは敷地内中央にあるセンターハウス(総合案内所)に設置してありますから、来場したお客さんも住宅メーカー側の人もセンターハウスのトイレを使う訳ですね。

しかし、土曜日曜のお客さんの来場数が多い時などは、トイレも混むんですよ。

中には、車で通りがかりの人がトイレだけ借りにきたり・・・私もお腹の調子が悪い時にトイレが込み合って危機一髪なんてこともありました。

そんな中、モデルハウスに来場したお客さんの中には、人の出入りでゴチャゴチャしている隙に堂々とモデルハウス内のトイレでやってしまうツワモノがいるんですよ。

そして誰かが気付くんです。

お客さんだったり、会社の人間だったり・・・

その後、待っているのはトイレのお掃除。

排水管がつながっていないので、おしっこ、うんち、全て手で取り除くんですね。

見ず知らずの人が残していった“大物”をビニール手袋を付けて黙々と取り除く作業・・・

切ないです。

お願いです。トイレでウンチしないでね。

09:45 | Com (0) | Tb (0) | Page Top ▲

建物外観 シンプルモダン? はぁ?

建物の外観の好みって皆さん必ず持ってますよね。

特に女性陣。

奥様が外観についての理想というか「絶対あの形」っていう要望をハッキリ持っているケースが多いです。

建物の外観を決定づける要素として、屋根形状はとても重要なのですが・・・・

寄棟

切妻

大屋根

片流れ

陸屋根

と、昔からある屋根形状としてはこんなものです。

で、今、雑誌などでよく使われる建物外観のカテゴリーとして、「シンプルモダン」ていうのがある訳です。

ご存知のかたも多いと思いますが、片流れの形状(建物の後ろから前又はこの逆・右から左又はこの逆に一方向に向かって流れている)で、デザイン的には今の感覚でみると斬新な感じのやつです。

“デザイナーズほにゃらら”なんて言う表現もありますね。

あれを強く要望するお客さんがいるんですね。

この片流れ形状ですが、本来、物置や倉庫など生活する為の建物でない場合に、建築費を安くできる理由から採用されるものなのですが、いつの間にかデザイン的にハイセンスっていうイメージが出来上がってしまいました。

造れと言われれば造りますが、この屋根形状は雨漏りの原因になりやすいんです。

横から吹き殴るような強い雨が降った時に、その不安はかなり増します。

実際に建物を施工する大工さんに言わせれば、「せっかくの家なのに、理解できない」って感じです。

総合住宅展示場でも、シンプルモダンという目新しい言葉に便乗して“新しい世代の自分だけのスタイル”だとか“ニューファミリーのなんとかかんとか”なんていう感じで、そんな外観のモデルハウスを出している住宅メーカーもありますけどね。

「住んでからの10年後のことなんて全く知ったこっちゃないよ」的な建物に観えて仕方ないです。

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